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Borge Mogensen ダブルチェスト オーク

ごくシンプルな、一見するとそう感じられるダブルチェスト。
でも、細かなところへ目をやると、なんだか特別な収まり感が要所要所から滲んでいて、
それが結果的に全体のシンプルなフォルムへと影響を及ぼしている事に気付かされる。
例えばその抽斗。
備えられた手掛けはスタンダードな後付タイプのものとは違い、抽斗の前面パネルと揃えられて
おり、それをするために前面のパネルは全て無垢材。
無垢材を削り込む事で生み出されたその手かけは差し入れた指を優しく包みつつ、驚くほど
自然な所作で抽斗を引き出すことができる。
また、よくあるチェストのたぐいでは上段・下段・左右の全面パネルそれぞれがぴったりと
揃うように作られるものを、あえて外周を一回り削り込む事で間を作り、それが心地よい余白を
生み出している。
それらのすぐには見えづらい一つ一つの取り組み、そしてチェストとして文句の付け所に困る
実用的寸法バランスとクオリティの高さ。
あぁ、モーエンセンの仕業だな。と、妙に納得させられてしまう。
もともとシリーズとしてデザインされたこちらは、キャビネット、チェストの本体と、四つ脚、
台輪の脚のバリエーション、そして上部にはシェルフのオプションが用意されていたもので、
ゆえにモーエンセンのキャビネット類を眺めてゆくと幅1220という寸法をよく目にすることが
できる。
数字としては中途半端なこの寸法、実は設置しやすい。
一間(1820mm)という木造住宅の壁寸法と相性が良いのだ。
中心に置けば左右にゆとりある300mmほどの余白ができ、そこには少し高さのあるグリーンや
フロアランプを置くのにもってこい。
そして、上段のシェルフがないこちらはサイドボード的な高さで、天板はディスプレイスペース
としてダイニングシーンの横にもジャストなバランスだし、ダイニングからテレビを見たい
ならばTVボードとしても活躍を約束してくれる。
また、経年で飴色を帯びたオーク材は本当に表情豊かで、シーンを静かに演出してくれる。
散らかりがちな小間物を収納するにはもちろん、洋服をたたんですっと入れたならば、奥行や
幅、高さをはじめ、このチェストが如何に実用性に配慮して設計されたのかが、ジワリと
伝わってくる。
シンプルを通り越すシンプルは、ただ簡素化しても生まれない。
そう語りかけてくるような、静かに生活の質をあげてくれるようなチェストです。

Borge Mogensen ダブルチェスト オーク

  
型番 V1808046
makerFDB
designBorge Mogensen
SIZEW1220 D440 H735
materialオーク
送料ランクC
販売価格 0円(税込)

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