家具は「引き継ぐ」もの。
ハルタで扱っている家具や雑貨は、おもにデンマークより仕入れています。現地に通い、彼らの生活を垣間見るにつけ気づくのは、とても成熟した、大人っぽい考えである、ということでした。
もの、とくに家具に対して、「所有する」というよりも、「引き継ぐ」という意識を、
どうやら彼らは、当たり前のように持っているようなのです。
買って、使い倒して、やがてボロボロにして捨ててしまうのではなく、
前の使い手から譲り受けたものを、次の使い手に引き渡すことを前提に、丁寧に、大切に使う。
とはいえ「思いをつなぐ」というセンチメンタルな理由だけでなく、そのほうが長い目で見るとトクだから、と現実的。
本当の価値がなんであるかをわかっている、ハルタはそんな彼らの考えを深く理解し、共感しています。
そしてデンマークに拠点を設け、現地との親密な関係性を築きながら、
つくりのいい家具をよりすぐって日本に運び、「引き継ぐ」お手伝いをしています。