こんなに美しいシルエットを生み出せるなんて、と調べを尽くしても誰がデザインしたのか
分からないのが惜しいですが、素晴らしいクオリティとデザインの一脚。
スカンジナビアンデザインの奥深さを感じさせる、アノニマスのイージーチェアが
やってきました。
カイ クリスチャンセンのペーパーナイフソファを彷彿とさせる繊細な曲線を描くアームと、
どの角度から見てもスキのない流麗なフレームワーク。
その繊細さをきっちり支える、良質なチーク材。
もちろん、チェアとして、ひいては道具としての役目もきっちり押さえており、なだらかに
傾斜した背と座のバランスは中深とも呼びたくなる、程良い座り感。
もちろん、フレームのデザインを引き立たせるスリムなクッションは
職人の手で新たにリフレッシュしており、適度な張りでしっかり身体をサポートしてくれる。
ソファ、というと、どっしりと腰掛けるイメージが強いですが、こちらはイージーチェアと
呼ばれるその名のごとく、立つ、腰掛けるという動作と、寛ぐという全てにおいて
イージーに接してくれる優しい一脚。
張替の済んだクッションのヘリンボーンチェックの柄は、複数の糸が織り成す立体的な表情で
このチェアの雰囲気をよりいっそう高めてくれています。
秋の夜長を過ごすに最適な一脚であることは間違いなし、ですね。