巨匠Arne Vodder（アルネヴォッダー）によりデザインされたmodel.63サイドボードです。

中央から右側のキャビネット部分は蛇腹式の開閉扉となっており、
全体から見たときのアシンメトリーのバランスも見事の一言ですが、
その扉が閉まった状態でも佇まいの美しさを存分に感じられます。
さらに扉の稼働時には滑らかにスライドして両サイドに収納されていくギミックが、
開閉の度にうっとり引き込まれるような癖になる感動と楽しさを演出してくれ、
いつまでも使い続けたいというヴィンテージ家具の本懐を叶えてくれるような
名品しての魅力がたっぷり詰まった逸品です。

また、代表的な特徴の一つであるチェストの取手はまるで木の葉が並んだように美しく、
リーフ型の愛称の取手として機能性、柔さ、温かみ、繊細さなどヴォッターの美意識が詰まった仕上がりで、
こちらも多くのファンを魅了するキーポイントになっています。

サイドボードとしては多少高さがありますが、その分しっかり空間を支える存在になり、
さらに天板奥側にあるフィン（筆返し）や丸い脚部など、どの角度から見ても絵になるような
繊細かつ滑らかで美しくも細部まで使用性の高さにこだわりを感じられるデザインの一台。

抽斗内寸：W403 D410 H86