珍しいサイドテーブルが入荷しました。
巨匠 ボーエ・モーエンセンによりデザインされたこちら。
彼のデザインした家具のいくつかに見られる独特のバタフライ機構を備えた
こちらのサイドテーブルは、天板を広げることでコンパクトなコーヒーテーブルサイズに
早変わりする、一台二役の小さな優等生。
いかにもモーエンセンらしく、ぱっと目に飛び込んでくるような派手さは無し。
がしかし、それもモーエンセンデザインの‘らしさ’で、じっくり見ていくと
普通じゃない。
チーク材とオーク材のコントラストはもちろんのこと、引き出しやすいように柔らかな
弧を描く小引出の抽戸、帆を広げたようなシルエットの棚受、そして
バタフライ機構に使われる真鍮製の金具。
細かな造り込みにまったく抜かりなし。
また、初めて見たときに驚かされたのは、脚部の造り込み。
本来、サイドテーブルくらいの家具であれば
重い物を乗せる事は少ないし、ダイニングテーブルと比較して
脚が短かく揺れ辛いため、もっと簡素な造りで十分に済むんです。
でも、このサイドテーブル。
まんま、ダイニングテーブルの造りなんです。
幕板と呼ばれる構造材へ、確りとした金物で連結される脚部は
ノックダウン(分解)が出来るようになっており、デンマーク国内は
もとより輸出される際の効率を実によく考えられています。
また、その構造のお陰で天板を広げてもがっしりと構えてくれるので
書き物、パソコン作業などで揺れることもなく、実に快適。
一般的なコーヒーテーブルより少し高めの610mmという天板高さは
イージーチェアで作業をするのにぴったりの高さ。
また、浅めの小引出には小型のPCであればすっぽり…!
時代が変わり、用途が変わっても真面目に考えられた家具は活きるんだなぁと
つくづく感じさせてくれる、そんな良品です。
抽斗内寸:W221 D378 H40
※こちらの商品は配送ランクBでのお届けとなります。
現在、
haluta karuizawa instock showroom にて展示または保管中です。