デンマーク家具の父と称されるコーア・クリント。
ウェグナーやモーエンセン、ヤコブセンなど、北欧家具の黄金期を支えて発展させた錚々たるデザイナーに多大な影響を与えた一人です。
そのクリントが教会のためにデザインしたという背景があるのがこのチャーチチェア。
脚から天に向けて緩やかに広がって見れる背面は
どこか気品がありつつもそれでも北欧家具としての柔らかな表情も忘れていない、
硬軟のバランスが非常に美しい1脚です。
4本ある背面板は安定感も抜群で、腰から背中にかけてしっかり体を支えてくれます。
ペーパーコードの座面であったり、背に聖書用のポケットがついたバリエーションがあったり、
複数台並べる時に使うレザーバンドがあったりと、様々なバリエーションがある事でも有名で、
現在は教会に使われることは少なくなりましたが、
何十年経った今でも当時の想像を掻き立ててくれる魅力と物語の詰まった一脚です。
張地:mina perhonen dop if1067
現在、
haluta karuizawa instock showroom にて展示または保管中です。