デンマークの生活協同組合(FDB)でも家具デザイン部門の指揮をとり、多くの良質な家具を
生み出したPoul M Volther。
このチェアも例に漏れず、質実剛健を具現化したかのようなFDBらしい一脚で、ベースとなった
J61ダイニングチェアをベースにアームとゆとりのあるサイズ感へとリサイズされた快適性の
高い良作で、少し高めにセットされた背もたれの位置と計算された角度、必要十分かつ
テーブルとの納まりに配慮されたアームにより、快適な食事用のチェアとしてだけでなく、
デスクチェアとしても長時間に渡って静かにサポートを請け負ってくれます。
経年で風合いを増したオーク材の質感も素晴らしく、触れるたびになんだか嬉しくなる、
そんなチェアです。
張り地はウールを含むおり生地ですがちくちく感は少なく手触りががソフトな仕上がりです。
背と座の縁に本革のパイピング処理をグルリと回すことで表情と個性を持たせる配色になり
ネイビーとブラウンレザーの対比がより現代の家具にマッチしてくるのでは
という思いで配色をコーディネートしました。
張地:La Banda LB 27 / パイピング 本革
現在、
haluta karuizawa instock showroom にて展示または保管中です。