Finn Juhl(フィン・ユール)の魅力とはなんなのでしょう。
現在ではヴィンテージコレクターの間でも、最高峰の一角として垂涎の的としても認知されてしまった名デザイナー。
一番の魅力としてよく形容されるのは彫刻のような曲線。フィンユールが放つ独自の発想力とその造形力、デザインとしても理に適っている考え抜いた完成美を土台に、ウェグナーなど他の巨匠たちと比べると現存する個体が極端に少ないことが、最近の高騰ぶりにも拍車をかけています。
今回ご紹介するのはBovirke(ボヴィルケ)社により製造されたキャビネット。
本体と脚先にチーク材、脚部はビーチ材を使用しています。
大きい扉 1枚・小さい扉 2枚で構成され、扉を全て閉めた姿はとてもすっきりとしていて、扉に付属した鍵が取手の役割をしているデンマークキャビネットのこの仕様も、表面の凹凸が出ないことで、見た目のシンプルさに一役買っています。
派手さはありませんがどこかフィン・ユールらしい印象的な立ち姿は、例えば脚部の曲線的な柔らかいフォルム。キャビネット上部の筆返しのデザイン。
機能的な役割のない部分の振る舞いによく現れており、このキャビネットを単なる家具でなく美しい調度品と捉えるのにふさわしい一品です。
可動棚 W580 D410 ダボ穴 それぞれ3段ずつ
作業天板高さ 935
抽斗内寸 W340 D390 H35
開扉時有効寸法 上下共に W580 H570
脚の高さ 170mm
現在、
haluta karuizawa instock showroom にて展示または保管中です。