1960年前後にFinn Juhl(フィン・ユール)によってデザインされたFD136イージーチェア。最初の製造は品番からもわかる通り、France & Daverkosen 社の製造でした。こちらは社名変更後の、France & Son の刻印がついております。
まず目を引くのが、まるで彫刻作品のようなアーム部分。
正面から見ると凸を描いていますが、違う角度から見ると斜めにカーブする躍動感のある3Dデザインは握りやすく触りやすく。気づけばこのカーブをずーっとなぞっていたくなる、人に心地よいカーブです。
そして腰掛けてみると感じる座面の曲線。
こちらもよくよく目を向ければ、確かに座面の曲線が視覚的にも強めに見受けられます。座面が低く設計されているのも相まってか、深く腰掛けることで立ちたくない!と思わせるほど体がすっぽりとおさまってしまう。
座面と背もたれがそれぞれ独立した設計となっており、2つのパーツが離れていることでフレームの間に空間を作り出し、細身のフレームと繊細な曲線が Finn Juhl 特有の浮遊感と軽やかさを視覚的に与えてくれます。
背もたれは真鍮で固定されており、この「抜け感」に抜かりないパーツでアクセントを効かせてくれている。ぜひ見て欲しいポイントのひとつです。
レザー部分はデンマークにて張り替え済みで、このまま気持ちよくお使いいただけます。どっしりとしたソファとは違う存在感でありながら引けを取らない安楽性。お部屋の主役にするなら、まるでアートピースなこのチェアはおすすめです。
現在、
haluta karuizawa instock showroom にて展示または保管中です。