何も乗せずに飾っておきたい。
そう思わせるほど、流麗な造形の美しさに目を奪われるこちら。
デンマークの木工作家、ペダー・ムースによりデザインされたウォールシェルフは
プロペラのように無駄をそぎ落とされたオーガニックシェイプが彼のセンスを
否応にも感じさせられるデンマーククラフトのトップピース。
柔らかにエッジを立たせることで美しいシェイプを生み出しつつ、無垢のチーク材が持つ
量感を犠牲にしないよう厚みを残し削り出されたそのシルエットの完成度。
そして、分解するとわかる、シンプルな4枚のピースに纏まられるミニマルさ。
およそ70年近くも前に、このようなプロダクトが生み出されていた事を
驚かずにはいられません。
もともとはお人形や小物を飾るために生み出されたこちらのシェルフ、その美しさゆえ
個人的にはアートピースとしてそのまま飾っておきたい！と思ってしまいますが、
一つ二つ、とびきりのお気に入りを飾るにもうってつけのスペースになることは間違いなし。
帰宅してエントランスの扉を開けると、廊下の先の壁面にさらりとセットされたMoosのシェルフ。
なんて、帰宅が楽しみになる逸品ではないでしょうか。