扉を開けたくなってしまうハンドル。
ヤコブセンによりデザインされたこのハンドルは、この表現がぴったり。
握り心地の良さと美しいシルエットで感性に訴えかけてくるこちら。
縦歩行のラインは、すうっと滑らかに横方向のラインに転じて自然な弧を描きつつ
何事もなかったかのように完結する。
どの角度から見ても同様に、人工的なニュアンスを一切感じさせず、まるで
植物の葉のように違和感のないオーガニックシェイプ。
そして、その素材感を経年変化で存分に感じさせてくれる真鍮素材。
長らく人の手と触れ合う事で纏ったそのにじみ出るオーラは、その大きさからは
想像もつかないほどの演出力を空間にもたらしてくれます。
シンプルな構造ゆえ、その美しさが際立つドアハンドル。
たかが、と侮る事無く、細部までディティールに拘る方には最良の選択では。