まるで、グレーテ ヤルクのハンドワークのように柔らかな曲線美。
現在も続く名門ソファメーカー、アイラーセン社で製作されたこちらは、非常に質の高い
チーク材を高い技術力で加工したことが感じ取れる、北欧ヴィンテージのお手本のような一脚。
自然なカーブで上方へすっと伸びるアームは座り手の加重を分け隔てなく分散してくれ、
座面と背もたれの角度のバランスも相まって長時間でも姿勢を崩すことなく、かつ
リラックスして着座が可能な、何とも素晴らしいバランスで作り込まれています。
そんな座り心地には座面下のウェービング構造も一役買っていて、決して厚みのある方ではない
このチェアのクッションにきっちりと仕事をさせ、かつスリムなシルエットを保つ
一助となっています。
また、気持ち低めの座面高も日本人好み。
靴はもちろん、スリッパを脱いで足を放り出して座っても足が浮きづらく、小柄な女性には特に
嬉しい一脚ではないでしょうか。
組み合わせたファブリックはmina perhonenのタンバリン。
可愛らしさのある刺繍柄を落ち着いたカラーコンビネーションで合わせてあるので、様々な
テイストの空間にすっと馴染んでくれます。
ほっと一息のコーヒータイムにも、夜の読書にもぴったりな、そんな一脚です。