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Arne Jacobsen model.3130 グランプリテーブル & グランプリチェア4脚セット

グランプリシリーズのダイニングテーブル・チェア4脚セットが入荷しました。

 


グランプリチェアは独特なシルエットで印象に残りやすく、どこかで見たような〜?と思う方も多くいらっしゃるかと思います。


今回入荷してきたグランプリテーブル、こちら存在は知っていましたが見るのは初めて。
脚部のデザインは、あの印象的な彫り込みのカーブを施したスタイリッシュなデザイン。こうやってセットが揃うと、圧倒的な存在感を放ちます。

 


なぜこのシリーズに "グランプリ" という名前がついているかというと、知ってる方も多いですね。その名の通り、グランプリを受賞しているから。


Arne Jacobsen(アルネ・ヤコブセン) がグランプリチェアを発表した年に行われた国際的なデザインと建築の祭典「ミラノトリエンナーレ」で最高賞の”グランプリ”を受賞しました。


このテーブルもチェアと同時期にデザインされたものですが、賞自体はチェアが受賞したもの。
ということは、テーブルはグランプリテーブル、と呼んでなかったんでしょうかね。ちょっと調べても詳細まではわかりませんでしたが、どちらとも製造過程の問題で一度は生産中止となり、現在は当時と同じフリッツハンセン社にて、グランプリシリーズの名で復刻販売されています。

 


さて。ヤコブセンとフリッツハンセンペアの家具によく起こること。
それは、いつまでも好きな人がいるプロダクトだからこそ起こりえる素敵な現象。


最初に作った時と今の姿のどこかが、微妙に違う。


金具の留め方だったり金物の形状だったり。時には素材も変わっていたり。ずっと作り続けられてきたからこそ、時代ごとの技術進化を着実に家具へ取り入れているFHだから起こるこの差異。

 


ヴィンテージだけの形状。


みんなこれが好きですよね。特別に狙ったわけじゃない差異だからこそ、時代が見られるその違いに魅力を感じるのはヴィンテージならではの価値観です。

 


グランプリチェアに関して言えば、わかりやすい違いが一つあります。


現在製造されている脚部はクロームとウッドの2種類。このうちウッドに関しての見た目はほぼ同じです。


違いは脚部の付け根。今販売されているものはそれぞれの脚部が一体化されているのに対し、初期型の脚は1本づつが独立して固定されている仕様となります。


裏だから普段は目に入らない。でもヴィンテージって聞いたら覗いちゃう。普通にはわからないところだから、こういう違いを知っておくほど愛おしくなるのがヴィンテージチェアってものです。

 


座面はFHお家芸ともいえる成形合板の曲線デザイン。そしてこの座面を支える脚部には普段スチール脚のイメージが強い分、ウッドレッグを採用しているグランプリはそれだけで、他のヤコブセンチェアとの豊かな違いを感じます。


スチール脚と比べて、シンプルな構造の中にも細部へのこだわりと柔らかさが感じられるので、普段ヤコブセンをあまり意識してなかった方も取り入れ易いはず。


強度を確保するために脚部は太くしておきたいが、単調な造りにはしたくない、という思考が垣間見れる、脚部に施した特徴的な3方向のカーブ。
この工夫によって シルエットがぼてっと重く見えない。そしてこれを、1つの個性と見て取れるデザインにしていることに、グランプリ受賞も至極納得するシリーズです。


 


※こちらのチェアは構造上、強度の保証ができるものではございません。
日常で使う際の立ち座りの動作では問題ございませんが、背もたれに過度な荷重をかけると破損につながる恐れがございますのでご理解、ご注意くださいませ。

 


テーブル:W1525 D800 H700
チェア:W480 D500 H770 SH430

 


 


現在、haluta karuizawa instock showroom にて展示または保管中です。

 


 


 

Arne Jacobsen model.3130 グランプリテーブル & グランプリチェア4脚セット

  
型番 LV2409004S
DESIGNArne Jacobsen
SIZE商品詳細参照
materialチーク
送料ランクE+B×4
販売価格 2,750,000円(税込)
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